ハガキの値上げが転機に
今年も、年賀状の準備を考える季節がやってきました。
かつては、12月になるとあわただしく年賀状の作成に取りかかり、家族の写真を選んだり、メッセージを考えたりと一大イベントのようでしたが、ここ数年は少しずつその習慣を見直すようになりました。
きっかけの一つは、ハガキの値上げです。
以前は1枚あたり50円程度だったものが、いつの間にか60円を超え、今年はついに85円になってしましました。
「これも時代の流れか」と思いつつ、年々増えるコストに、少しずつ負担感を感じるようになってきました。
特に、たくさんの枚数を一度に購入すると、意外と大きな出費になります。
徐々に進めた「年賀状じまい」
以前は年賀状を頂いたすべての方に返事を出していましたが、夫婦で還暦を迎えた年に「頂いた方にだけ返事をする」というスタイルに変えました。
この方法に切り替えたことで、少しづついただく年賀状も減り、昨年は30枚ほどでした。
夫や私の職場関係に出していた頃に比べれば 半分以下ですね。
初めは「返事だけだと失礼かな?」と少し迷いましたが、「それもお互い様だし、無理をしなくてもいいのでは?」という気持ちが徐々に大きくなりました。
そして今年は、これまでの流れをさらに進める形で「年賀状じまい」の文例を年賀状に入れることにしました。
ネットの文例を参考にこんな文章を添えることにしました。
旧年中は大変お世話になり心よりお礼申し上げます
本年もどうぞよろしくお願いいたします
私ごとで誠に恐縮ではございますが 時代の変化を感じるところとなり
年賀状での皆様とのご挨拶は 本年をもって卒業することにいたしました。
勝手ではございますが 今後も変わらぬお付き合いをいただければ幸いです
本年も皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます
これまでのつながりに感謝の気持ちを伝えつつ、自然な形でお知らせができればと考えています。
早めに準備を進めているおかげで、例年のような慌ただしさもなく、気持ちに少し余裕が生まれました。
プリンターの不調が毎年の悩み
一方で、毎年の悩みの種は、プリンターの不調です。
12月に久しぶりにプリンターを動かすと、なぜかインクが出なかったり、紙詰まりが頻発したりします。
新しいインクカートリッジを買いに行く手間もかかり、忙しい年末にはちょっとしたストレスになります。
「これなら、いっそのこと印刷業者に頼んだほうが楽かな?」
と思ったことも何度かありましたが、やっぱり自分のペースで作りたいという気持ちが勝ってしまいます。
今年も 年賀状の原稿を作って
さあ、印刷しようと思ったら、
プリンターのインクの出が悪くて プリンターのヘッドのクリーニングに時間がかかってしまいました。
我が家のプリンターは、調べてみたら 2017年製でした。メーカーの修理保証の期間も過ぎていたので もうそろそろ寿命なのでしょうか?
とりあえず、だましだまし 印刷して 年賀状を作ることができたので ほっとしました。
若い頃は、年賀状は「新年のご挨拶の大切なツール」として、きちんと出すのがマナーだと思っていましたが、これからは、LINEやメールでご挨拶させていだだこうと思っています。
今回 年賀状じまいをしようと思って いろいろ調べてみたら 年賀状じまいの文例の年賀状や年賀状に貼るだけのシールもたくさん売られていて びっくりしました。
それだけ 年賀状じまいを考えられる方が増えているってことですね。
これなら あとは 宛名を書いて ひとこと 自分の言葉を添えるだけでOKなので こういうものを上手に利用するのもありだなあと思います。
手書きのメッセージやその人らしいデザインの年賀状を受け取ると、やはり嬉しい気持ちになるのも確かなのですが 今年で年賀状を卒業することにしました。
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