8月終わりに 「厚生年金 パート適用拡大 厚労省、月収要件緩和へ」というニュースが入ってきました。
厚生労働省は厚生年金(総合・経済面きょうのことば)に加入するパート労働者の適用対象を拡大する。本人の月収要件を8.8万円以上から6.8万円以上に引き下げるなど加入者を最大で200万人増やす案を軸に検討する。国民年金に限られるパート労働者の老後への備えが手厚くなる。勤め先企業は保険料を折半負担することになるが、人手不足でパートの処遇改善の動きが広がる中、厚労省は議論を進めやすい環境だと判断した。
現在の厚生年金の加入要件は、
- 週20時間以上働くこと
- 給料が月額で88,000円以上であること
- 社会保険対象者が501名以上の企業で働いていること
- 1年以上働くことが見込まれること
- 学生でないこと
となっています。
今回、見直しの対象となっているのは、次の2点です。
➀月収要件88,000円(年収106万円)⇒68,000円(年収82万円)への引き下げ
➁企業の従業員数の撤廃
私の場合、1.3.4.5の条件はクリアしていますが、2の給料が月額88,000円に届かないので、今は、夫の扶養に入れています。
これが68,000円に下がると扶養から外れて、自分で社会保険料と厚生年金を払うことになります。
その場合 不安なことが2つあります。
1.社会保険料と厚生年金の保険料がいくらになるのか?
保険料が高ければ、その分手取りの額が減るので、生活に影響が出ます。
2.社会保険料の負担を嫌がる会社が、社会保険に入らずにすむように、もっと短時間の勤務体系にするのではないか?
社会保険と厚生年金は本人と会社の折半なので、当然会社の負担も増えるわけですから、保険料を負担せずに雇えるように勤務時間を調整することは、十分考えられることです。
大体の保険料については、こちらのサイトに掲載されていました。
仮に新制度が適用された場合、打撃を受けるのは、夫が会社員でパートをしている女性だ。
「夫の扶養家族として、年金や健保にほぼ0円で加入できていた人でも、年収82万円を超えると、保険料を支払わなければならない。年収82万円の場合、保険料は月に換算して厚生年金6,300円、健保3,900円。計1万200円も手取りが減ってしまうのです。現行の制度で手取り82万円の人が、同じ手取りを維持するには、額面で96万円を稼がなければなりません」
厚生年金と社会保険を合わせて約1万円くらいの保険料になりそうなんですね。
ということは、年間12万給料が減ることに!
年間 12万は大きいなあ
でも、これだけ報道されているということは、これが世の中の流れなんですね。
今は、年金受給開始年齢を70歳に引きあげることも検討されている時代ですから。
扶養になんて入らずに、自分でどんどん稼ぎなさいということなのででしょうね。
どんどん厳しい時代になるなあ。
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